1994-06-07 第129回国会 参議院 法務委員会 第2号
最近における犯罪情勢を概観いたしますと、全般的にはおおむね平穏に推移していると認められますが、強盗、殺人、放火等の凶悪事犯が多発し、暴力団関係事犯、薬物事犯、過激派や右翼によるテロ・ゲリラ事犯も後を絶たない上、地方公共団体首長らによる濱職事犯、大型の脱税事犯を初めとする財政経済事犯が相次いで発覚いたしております。
最近における犯罪情勢を概観いたしますと、全般的にはおおむね平穏に推移していると認められますが、強盗、殺人、放火等の凶悪事犯が多発し、暴力団関係事犯、薬物事犯、過激派や右翼によるテロ・ゲリラ事犯も後を絶たない上、地方公共団体首長らによる濱職事犯、大型の脱税事犯を初めとする財政経済事犯が相次いで発覚いたしております。
○木島委員 東京地検特捜部は、いろいろ別件で捜査中に、例えば政治家にかかわる政治資金規正法とか濱職とかいろいろな被疑事実の捜査の端緒をつかむことがあるわけでありまして、そこから捜査が入っていくわけであります。警察とか他の検察庁からのいわゆる事件の送致とか、そういうことなしに別件捜査中に捜査の端緒をつかむわけでありますね。そういうことが多いわけですね。
○国務大臣(田原隆君) 今起訴されております阿部さんの問題を中心にして考えてみますと、まことに遺憾なことだと思いますが、私の所信の中に政治家がないというのは、公務員という中にひっくるめて考えておったものですから御容赦を願いたいと思いますが、やはり国民の信頼を受けて出てきた我々でありますから、誤解を招いたり、あるいはこういう濱職になるようなことはよく頭の中で考えれば大体わかる筋合いのものですから気をつけていかなければならない
○北村哲男君 確かに、国会あるいは政府、また自民党でも政治家の倫理の問題とかそういう問題については取り組んでおられると思うのですが、私ここに、公務員による濱職犯罪の中に、もちろん政治家も公務員ではありますけれども、政治家の犯罪をこういう中に特に入れられるというよりも、やはり大きな問題として挙げられて、それに対する法務省当局が毅然とした態度、検察庁はそういうふうにとっておられますけれども、そういうものも
今、非常に濱職事犯も巧妙、悪質になったということにかけて伺っていいと思いますけれども、比較的古くから行われている実質的な違法献金の方法がございます。議員の私設秘書、運転手、職員などの月給、雇用保険などを企業が丸抱えして負担する方法、こういうこともございます。こういう手段はどんな法規に触れるというふうにお考えになっていらっしゃいますか。
○林(百)委員 法務省の刑事局長に聞きますが、国会議員への、具体的には国会へ提案されている法案についての利害関係を持っている者からの献金ですね、これが濱職罪になる、構成要件に該当するという場合は――これは一般論ですよ、特定な事件というとあなた方は口がかたくなって言わないから、一般論としてはどういう構成要件ですか。
○鈴木政府委員 お答えいたしますが、いま仰せの朝日新聞の記事そのものも、私もちょっとどういう内容であったか記憶にございませんが、全体的な状況を申し上げますと、国家公務員、地方公務員を含めまして、いわゆる濱職という事犯の数字的な傾向は必ずしもみえてはおりません。
○川井政府委員 私はある程度報告を受けておりますけれども、濱職事件でございまするし、目下検察官が取り調べ中でございますので、この段階でここで詳細に御説明申し上げることは、捜査の内容について事前に明らかにするということになりますので、適当でないと思いますから、本日は答弁を差し控えさせていただきたいと思います。
よろしいか、世間では小西君が汚職だなんていうれけども、これは汚職でも濱職でもない。あのときは地方庁と政府との戦いだ。その運動を大阪は代議士に頼まなければでけぬから頼んだ。そのとき業者は全部地方税に残しておいてくれという意見だった。地方税の方がいい。国税にされるよりも地方税の方がいい。
これには証人がおるわけですが、現状においても、現在の大日本相撲協会における運営を見ているというと、脱税行為、それから背任濱職というふうな問題が明確にあるということを指摘しておる者があるわけなんです。私はきょうはそういうことを言いたくないけれども、結局、相撲協会内部のいろいろな運営ですね、こういったものに非常に困難がある。
直接に公務員の濱職を防止するという意味はないのであります。合理化という点においてあるいは多少その点を是正せしめることができることと思いますが、とにもかくにも今回の機構の改正の主眼点はこの二つに置いてある。そこでもしこれをやったならばお茶坊主がはっこするような時代がくるのじゃないかという御心配でありますが、私はきのうも申しました通り、今度の機構改革は人事院としての機能をちっとも制限しておりません。
われわれ社会党は、大体有田君の逮捕許諾から引続いて、この種濱職事件は国民の疑惑を非常に深くしておる。だからその真相を一日も早く究明して、汚職疑獄事件等が再び起らないように希望しておりますために、この検察庁の非常な努力に対しては敬意を払つておる次第であります。
○加藤説明員 濱職の事件につきましては、私の記憶では、警察予備隊当時に三件か四件ありました。この種の事件でしますと、今度はおそらく窃盗とか横領というようなことになるのだろうと思いますが、今まで、昨年の十月から本年の三月までに起りました刑事事件は百二件であります。
私は何とか保安会という……(笑声)名前はよく知りませんが、その業態なるものが発表せられて、そうしていかなる人が関係しておるかというような事態が明らかになり、また閣僚において――そういうことはないと思いますが、もし濱職というような問題があれば、厳重に処分をいたします。
こちらは弁護人の立場からこれを見ておりますと、検事自身が職権濫用で濱職罪をやつておる現行犯であると、こう見ておるのです。弁護人の立場から検事が現行犯だと見ておるのですが、非常に日本の人は、証人という者は卑屈でしよう。どうしてもお上御尤という観念が抜けきらんものですから、折角正しい証言をしておる者が、検事の脅迫によつて元の調書通りに多くはなるのです。
実際に一部の財閥の手先となつており、濱職が一番多いということは当然なんだ。ですからこの点はよほど考えてもらわなければならぬ。 それからもう一つ伺いたいのは、たとえば十大メーカーというのがある。そここへ持つて来て、新紡、新々紡、こういうふうなものが、将来における紡績事情が好転して行くだろうという推察のもとにこれらができ上つておるわけです。
それともう一つお聞きしたいのは、この裏づけとなることが非常に大事になつて来るのですが、通産省で今濱職だの何だの大分ありますが、どの程度か、それを説明願いたい。
○吉田法晴君 この法律について濫用が非常に心配をせられるわけでありますが、そこで例えば説明を聞いて参りますというと、「ヌ」の点について従来指摘せられたことは問題ございませんが、「リ」の項のごときは私は削除して然るべきものだというふうに考えるのでありますが、その例えば伊藤委員が質問せられた或いは濱職罪の問題についてもこれは七十三條だけでしたか……、もつともつと濫用を防止するために強い規定を設けてはどうか
ということに相なつておりまして、たとえば濱職罪、公文書偽造罪公務執行妨害罪等が成立するわけであります。 第三章、役員及び職員の関係でございますが、役員としましては、先ほど説明ありましたように総裁、副総裁、理事というものになつておりまして、特に本法案におきましては、理事につきましても任期を定め、罷免の條項等が設けられておるわけであります。この点が国鉄とかわつておる点であります。
それから五として軍政部の下命の大場、飯塚両名に対する濱職ですか。六、朝日新聞と相協力し事件の解決を図らん。この六項目ですね。
○齋武雄君 新刑事訴訟法案によりますと、刑法の百九十三條から百九十八條の官吏等の濱職罪については、檢事が不起訴にしたときは、告訴若しくは告發人は裁判所に對して、裁判所の審判に付することを請求することができる。その請求が理由ありと認められたときは、事件は審判に付される決定がなされて、公訴の提起があつたものとみなれさることになつております。